アロマ調香師  舘野 倫子

AEAJ認定
アロマテラピーインストラクター
アロマハンドセラピスト
アロマブレンドデザイナー

APAJ認定
アロマパルファ二スト
アロマエアスタイリスト
認定講師

ふるさと精油をつなぐ会会員
栃木市観光協会会員


大病を乗り越えて出会った「アロマパルファン」

子ども時代、植物の好きな父の影響でライラックや沈丁花、金木犀などの草花に囲まれながら育ちました。もしかしたら、私のアロマテラピーの原点はここにあるのかもしれません。
 
大学卒業後、小学校教師・中学校体育教師・特別支援学級教師を経験。子ども達や保護者の方々と真剣に向き合っているうちに、ご家庭の苦労や親の生き様などを垣間見るようになり、子育ての悩みの相談を受けるようになりました。しかし、それに反して自分自身を取り巻く環境は仕事と家庭の両立が上手くいかず、睡眠不足の日々。いつしか「病気になれば、休める。」そんな考えも脳裏に浮かんでいました。丁度そんな時に、乳がんの宣告を受けたのです。
 
その時は、病気の怖さより休める事への安堵感の方が強かったと記憶しています。
全身麻酔で右乳房1/3摘出、薬物治療、放射線治療を行う中、自分の考えがどんなに浅はかだったかを思い知らされます。療養中のけだるさ、薬の副作用、そして手術で身体をえぐった左右のアンバランスさがが何年経ってもつきまとうのです。常に再発するのではという恐怖にも悩まされました。
 
予防医学の大切さを知った私は、再発しないためにも自分にできることはとナチュラル志向に目が向くようになりました。それと同時に、他の人が私のようにならないためにも、それを伝えていくことが私の使命と思うようになったのです。
 
同業者に同じ病気で再発したという話も聞き、目標勤続あと5年としてハーブや食育の勉強もしました。勤務しながらの勉強は長続きせず断念。体力のない中、周囲の助けも借りながら4年を迎えようとしていた頃、主任の職へ。また、睡眠不足の日々になりました。
 
いつしか手術をしてから6年目を迎えていました。睡眠不足から体力消耗、心のダメージを感じる日々。そんな中、職場の組織的環境と自分自身の在り方にギャップを感じ、判断力さえも失う空のような状態に陥りました。抜け殻のようになってしまった私は医者と相談をし、休職を選択。年度途中で自宅療養に入り、今までの自分の人生を全否定されたような、そんな奈落の底に落ちた気分で退職しました。
 
「私の人生、ここで終わらせたくない」と、引きこもりのような状態から向け出そうと思っているときに出会ったのが、アロマテラピーでした。

アロマテラピーからアロマパルファンへ

アロマテラピーを学び始めると、それに携わる先生方からの学びの言葉がとても染み渡り、少しずつ元気を取り戻してきました。そして何より、ストレスを抱えている方々から「何か自分に合った香りはないだろうか」との相談を受けるようになったのです。元気を失っていた私がアロマに関する相談を受けることで、「私は、この世の中に、存在する意味があるのだ」と自分の居場所に気付かされたのです。
 
今度は自分が人の役に立ちたいと思った時に出会ったのが、植物のパワーを人生に活かす「アロマパルファン」です。
アロマパルファンの魔法のおかげで心身共に健康を取り戻していく自分を日々感じています。「変わったね」「元気になったね」最近は、そんな言葉も聞かれるようになってきました。見かけと違って内向的な私が、アロマパルファンを通して個性を認められるようになり、調香という技術を通して自分をPRするまでに至りました。
 
“香りは人の人生を変えることができる”
その素晴らしさを伝えたくて、イベントに出展したり、教室を開いたりして宣伝活動を行ってきました。
 
0円から始めた店舗や自前のキャンピングカーは、求めてくるのを待つのではなく、介護疲れに陥っている方や疲れていても弱音を吐けない方などに自分から歩み寄っていきたい、そんな気持ちから始めたものです。(現在は、キャンピングカーによる移動店舗は行っておりません)
 
教員退職後に付いた民営の学童保育では、その施設で空間演出をしたり発達障がい児向けに香育をしたり、そんな機会を設けさせていただきました。
小学1年生から中学生まで合わせて15名程度の子ども達に向けての香育の話しは20分程度でしたが、全ての子ども達が真剣に話を聞き、作った風邪予防のスプレーを嬉しそうに家に持ち帰りました。子ども達の生き生きとした姿を見て、香りで自立支援のサポートができるのではと、将来の夢を抱かせてくれました。

香りの文化から未来へ

現在、人生100年時代に突入してきました。
高齢化社会だからこそ、生かされているよりも生きていく時代へ。やろうと思えば、何歳からでも事を起こすことができるという実感。そして、我々が後生に繋げていけることは、当たり前に過ごせる世の中ではないでしょうか。 
 
栃木銀行ビジネスコンテストで「高齢化で使用者がいなくなった空き田畑を利用してアニスヒソップを生産した農業博士、大学の名誉教授である先生」と出会いました。
創業支援で繋いで頂いた就労施設の事業者は、ハーブを育てアロマを抽出することで、利用者への香りの効能と販売へとつなげる試み。
地元で行われようとしているそんな試みに関わりながら、自分自身では何ができるかはまだ手探り状態ではありますが、国土の約7割を占める森林を知ることで、環境保全に特化した香りの文化を、心の癒しや補完医療として必要な人に伝えることができるのではないかと期待しているところです。
 
自分の人生の名香をアロマパルファンで創香、“空と水面と大地へ ~自然に近づけば~”と命名しました。
私は自分のターニングポイントの時、たまたま自然の雄大さに巡り会いました。大病をしたときは、パラグライダーで空を飛び、カヌーで湖を散策しました。心の病に陥ったときは、ラフティングで川下りをしました。自然の中では私は、本当にちっぽけな存在だと思い知らされました。そんな私でも、大地の肥やしになりきれいな桜を咲かせたよ、そんな人生になると良いなあ、そんなことを想い創ったパルファンです。
 
“穏やかな波の中、平和の名のもと舵を取り”
これは最近創ったパルファンのコンセプトです。
香りという文化通して、少しでも生まれ育ったこの地に恩返しができれば、それが、私にとって幸せなことなのです。

アロマ調香師  舘野倫子

経 歴

2015年
・アロマテラピーに出会い資格を取得
・道の駅などでアロマワークショップ開催
・学童保育のなかで「香育」を行う

2018年
・「香り処穂の香」として創業 イベントなどで活動を始める
・栃木商工会議所主催の創業セミナー「栃木県産業振興センター創業アカデミー」修了

2019年
・FMくらら857「FunFan★ラビッツカンパニーリボーン」 ゲスト出演

2020年
・下野新聞社 生活情報誌Aspo Tochigi 人びとに掲載

2021年
・蔵の街ビジネスプランコンテスト 女性特別賞受賞
・香りでトリップIN栃木市の香りが商品化
 東京スカイツリー内とちまるショップで期間限定販売
 コエド市場で店頭販売
 とち介とわくわく通販からオンライン販売
・FMくらら857「輝くとちぎ人」に出演
・CRT栃木放送「鈴木智の企業の魅力見える化ラジオ」に出演
・栃木市観光協会にて栃木市の観光スポット場所として認定

2022年
・栃木県観光物産協会が運営する産直オンラインショップ
 「とちぎもの」に香りでトリップIN栃木市の香りを出店
・じゃらんネットの遊び体験スポット場所として活動
・広報とちぎ「きらりとちぎ人」に掲載
・ケーブルテレビ「とちぎHOTステーション」に出演

イベント等出展歴

東京都
・東京ビッグサイト「ブライダル産業フェア」
・東京ビッグサイト「東京インターナショナルギフトショー」

栃木市
・栃木市警察署跡地「I LOVEまつりin栃木宿」
・栃木市総合運動公園「とちぎ協働まつり」
・とちぎ山車会館「きものの日」
・栃木商工会議所「蔵の街とちぎ得するゼミナール」
・蔵ナビで出展

宇都宮市
・道の駅うつのみや ろまんちっく村「癒やしフェスタ」
・マロニエプラザ大催事場「Copain Marche」
・TOTO宇都宮ショールーム「TOTOリモデルクラブわくわく大感謝祭」
・町の小さなおみやげ雑貨屋さん 和音「和音マルシェ」
・ヴィラドゥインターパーク「ヴィラドゥマルシェ」

大田原市
・かしまウェディングリゾート「楽楽マルシェ」

小山市
・おやまゆうえんハーヴェストウォーク「ワークショップ・フェスティバル」
・がらくた鑑定団小山総本店「トントコマツリin小山」
・アイエスホーム「アイエスFUNFUNフェスタ」

鹿沼市
・出会いの森総合公園「であいクラフト鹿沼」
・鹿沼市花木センター「山の上の大きな家」
・白石物産(株)「SOULABO 縁起物市」
・鹿沼木工団地「青空市」
・農産直売所あぜみち 鹿沼店「プチ・マルシェ」
・鹿沼アザレアホール「さくらマルシェ」

さくら市
・JAしおのや交流館「手作り雑貨市ハンドメイドフェスタ」

下野市
・自治医大駅東口歩道「I LOVEまつり」
・グリムの森 グリムの館「森のマルシェ&パンフェスタ」
・グリムの森 グリムの館「Love and Beauty Festa」

那須塩原市
・ニュー榊原会館「lista12(さかきばらマルシェ)」
・そすいスクエアアクアス広場「モンレーヴ」
・那須のが原ハーモニーホール「和のつどい」
・ナチュラルホームウエディングプラトリーナ「プラマルシェ」

日光市
・sotto voce「SASAMEKI市」

野木町
・野木エニスホール「藍の風マルシェ」

益子町
・益子町つかもと陶芸広場「益子さんぽ市」
・益子焼窯元よこやま「森×ART (森の中のアートクラフト展)」

茂木町
・ツインリンクもてぎ「花火と音の祭典」

矢板市
・58ロハスクラブ「58ロハスマルシェ」